「新ばし 星野」はクラスのお母さん的存在星野さんの息子さんが3年前にオープンされたお店です。
なかなか予約が取れないといわれるこちらのお店で、森田先生の着付け教室で、長年一緒にお稽古しているお友達との忘年会。
看板は師匠である「京味」西健一郎さんの筆によるものだそうです。
オープン以来、年に1~2度のペースで寄せていただいています。
えらそうな物言いになりますが、お料理が年々進歩しておられるように感じます。
お話していてもよく勉強されているのが伝わってきて、お顔だけでなくこんなところもお母様そっくりだとおかしくなりました。
今年は秋の松茸の季節に続いて2回目の「新ばし 星野」、今回はカニを中心においた献立でした。
最初のお料理はからすみの飯蒸し。自家製のねっとりとしたからすみは塩加減も絶妙。続いて蛤土手鍋。ほんとに小さな土鍋に蛤のうまみが凝縮された濃厚な一品です。
次は白子の白焼き。結びゆばと京水菜のさっと煮は先のお料理の濃厚さを消してくれる、さっぱりしたおいしさでした。
海老芋の 唐揚げは、3日間味をしみこませた富田林の海老芋。一見何気ないお料理に見えますが手間のかかった味わい深いお料理です。大阪富田林の海老芋がブランドだと初めて知りました。
今日のメインの食材、蟹。ねっとりとした子がみっちりと詰まったセコ蟹がとてもおいしいです。
そして 本日の白眉。最高級の松葉ガニを蒸したものは最高!
すっぽんのお椀に自家製の笹がれい一夜干し、たっぷりのぐじの蕪蒸し、どれも奇をてらわないまっとうなお料理でとても好感が持てました。
締めは牛肉の時雨煮・ちりめん山椒・お漬物に炊き立ての土鍋ごはん。おなかいっぱいなのに何度もお変わりしたくなります。
デザートは自家製・作りたてのわらびもち。美味しくないわけがないです。
どこにも手抜きのないまじめなお料理はお人柄からくるものでしょうか。毎回次に伺うのがたのしみです。
ご店主を囲んでの記念撮影。ごちそうさまでした。またよろしく。
この後は居心地の良い喫茶店で、夜更けまで4人のおしゃべりが続きました。
こんな形で今年のお稽古を締めくくれて、とても幸せです。
今日ご一緒できなかった方々も含めて、東京のみなさま今年もありがとうございました。
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