きもの雑誌に載っているスタイルが好きになれなくて、お手本にしてきたのはファッション誌のきもののページでした。
なかでも「ミセス」のきものページはとてもモダンで、今の洋服感覚の着こなしを先取りしていたようなところがありました。
そのころ、モデルとしても活躍されていたのが稲葉賀恵さんです。
偶然にも、毎月訪ねてくれていた呉服屋さんが「ミセス」のきものを作っておられたこともあって、時々無理を言っては、稲葉さんがお召しになられたのと同じものを作ってもらっていました。
写真のきものもそのうちの1枚です。
薄手の生紬に大小あられを染めた江戸小紋。
単衣の後半から、梅雨明けぐらいまでの間に袖を通すことが多いきものです。
きもの 生紬単衣 大小あられ江戸小紋
帯 科布八寸名古屋帯
帯揚げ 絽
半衿 絽
長襦袢 紋紗
懐かしい1985年「ミセス」のページ。
これ、30年前ですよ!今見ても、ほんとカッコいいですね。
この写真では薄茶色に見えますが、ご本家稲葉さんのはもう少し渋い色目のグリーンです。
実際の色目は2枚の写真の中間ぐらいでしょうか。
コメントをお書きください
phenix (土曜日, 25 7月 2015 12:26)
いつも素敵なお着物見せて頂いて、ありがとうございます。
稲葉賀恵さん、素敵ですね~
私も大好きです、もっとも私の場合は実際のお着物ではなくて
せっせとミセスの切り抜きをしていました(><)
この場をお借りしてちょっとお教え頂きたいのですが
生紬は7月、8月はダメですか?
ICHIBI (月曜日, 27 7月 2015 01:03)
phenixさま
コメント有難うございます。
なんだか不思議ですが「ミセスの切り抜き」phenixさまも同じようなことをしておられたのですね。
私はいまだに捨てられず、時々開いては懐かしく見ています。
ご質問の生紬についてですが、生紬という名称は某メーカーさんが商標登録されているものなので、本当は何にでも使っていいものではないようなんです。
ですので、ここでは一般に生紬と呼ばれている「不純物のセリシンを落としきらないで織られた、ざらっとした手触りの(生紬風)の布。全般」ぐらいのざっくりしたくくりでお答えさせていただきますね。
私の場合ですが、
例えば、このページでご紹介している大小あられの江戸小紋でしたら、盛夏に着るほどには透け感がないので、6月中旬過ぎから7月初め頃によく着ています。
7月3日のブログでご紹介している露草の訪問着は、薄くて透け感が強いので6月末~8月ぐらいかなとか。
絽や紗・麻などのように着る時期がきちっと決まっているものでもないと思うので、布の薄さや透け感・柄を見ながら、だいたいこんなものかなと適当に着ていますが、こんなので答えになっていますでしょうか(^^;)
phenix (月曜日, 27 7月 2015 22:42)
ありがとうございました
何にも知らないものですから・・・
生紬って雑誌では見るのですが、実物を観た事がないのです(><)
ちょっと透けるなって感じのものは、真夏に着てみます